細沢礼輝
JR東海道線の上り電車が5日に大船駅(神奈川県鎌倉市)構内で線路脇の電柱と衝突した事故で、JR東日本は23日、管内にある同種の電柱約8700本を緊急点検した結果、1本の根元付近にひびが確認されたと発表した。傾きや支線のゆるみなどはなく、列車運行に支障はなかったとしている。
JR東によると、点検対象は40年以上前に設置され、架線を引き留めてある電柱。いずれも傾きなどは確認されなかったが、一定方向に力がかかりやすい構造の63本を詳細調査したところ、内房線の浜金谷駅(千葉県富津市)近くの電柱1本にひびがみつかり、鋼材で補強したという。JR東は社内に設けた対策検討委員会で、原因究明を進める方針だ。(細沢礼輝)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル